手術1ヶ月後の診察

手術から40日余り、さすがに痛み止めが必要な日は少なくなってきました。この日は、診察後に病院から30分くらいかかる県庁所在地へ買い物に行くつもりで家を出ました。

 

予約は9時で、その前に血液検査を受けてきてくださいということだったので、8時45分くらいに病院に着きました。そして、耳鼻科の前に採血する場所へ行ったところ、ものすごい数の人が待っています。結局、申し込みをしてから実際に採血するまで30分ほど待ち、その後も結果が出るまでかなり待たされました。

 

そして、診察です。

血液検査の結果、甲状腺の機能は正常で薬を飲む必要はなく、さらに傷口もきれいでこれならあまり跡も残らないでしょうと言われた後、先生は口調を変えずにこう言いました。

 

「病理検査で摘出した甲状腺を調べた結果、腫瘍の中に小さな癌が見つかりました」

 

一瞬、何を言われたのか理解できませんでした。

確か、手術前に甲状腺のことをネットで調べた際、「腫瘍が良性だと推定されても、実際に甲状腺を調べてみたら悪性だったケースは10%くらいある」と書いてあるページは見た覚えがありましたが、まさか、それが自分に当てはまるとは……。

 

そんな私をよそに、先生は話を続けます。次の診察は2月末で、手術から半年が経ったら造影剤を注射してCTを撮りましょうということでした。私は動揺を隠せず、詳しいことを聞けないまま診察室を出ました。